9月に入り、ぐっと過ごしやすくなりました。日が沈んでも気温が下がらず寝苦しかった夜もそろそろ終わりです。ただ、急に肌寒くなってしまったので、みなさま体調管理には十分ご注意ください。
さて、今回は横浜市内のマンションのリノベーション現場です。自社リノベーション物件という事で、水回りを中心に、リフォームポイントなどをご紹介します。
リフォームデータ
- 物件:マンション
- 場所:横浜市
- 内容:リノベーション
コンパクトなⅡ型キッチン
壁付きだったキッチンを移設。
一般的なプランであれば、対面式のI型キッチンにするのですが、後述する書斎としても使える部屋を確保するために、Ⅱ型のキッチンにリフォームしました。
Ⅱ型キッチンの良い所は動線が短くて済むこと。コンパクトで動きやすく、今回のレイアウトではリビングダイニングへの出入りもしやすいので、配膳・後片付けもスムーズになるでしょう。
新しいキッチンは4月にリニューアルされたシエラS。扉の色は新色の「グレージュスタッコ」という色です。また、ガスコンロ正面・レンジフード・取っ手部分も全てブラック(シエラSで初めて出てきたオプションです)にしたので、全体的にキリっとシックなキッチンになりました。
シエラSについての詳細はこちらでご紹介しています。
周囲はキッチンの雰囲気に合わせるように部分的にダーク系の壁紙をアクセントにしました。
シンク側はカウンター付きになっているので、椅子を持ってくれば、ここで食事をしたりお子さんが勉強したりすることもできます。
書斎・ウォークインクローゼットなどに
今回は最近ニーズが急増している「書斎」にもできる部屋を設けてみました。あまり広くはありませんが、窓もありリビングダイニングとは区切られた場所になるので、リモートワーク時のオンライン会議などにも、邪魔が入らず集中できるのではないでしょうか。
画像では見ている方向が違うので分かりづらいですが、LD側には新しく壁を造り、廊下側から出入りするようにドアを新設。
書斎として使わない場合でも、パイプハンガーなどを入れればウォークインクローゼットとして使っても十分な広さなので、住む方のお好きな使い方ができる部屋だと思います。
お風呂
パティオベージュの壁をアクセントに、リラックスできるお風呂になりました。
サザナのシャワーバーは、高さ・角度が自由に設定できるようになっているので、湯船にあまりつからないシャワー派の方も、頭上から全身を包み込むような快適な浴び心地をお楽しみいただけると思います。
洗面台と洗濯機置き場
Before画像で洗面台がある部分へ洗濯機置き場を、洗面台はトイレの出入口を廊下側にしたことで壁面ができたので、90度角度を変えて設置。
洗面・脱衣所へは片引き戸にし、上部に収納棚も設け、コンパクトながらも収納には困らないように工夫しました。
トイレ
入って正面に薄いブルーグレーの壁紙でアクセントを。
洗面・脱衣所側にあったドアを廊下側へ設置。廊下でのドア同士の干渉を防ぐため、トイレのドアは中折れドア(商品:LIXIL ラシッサS機能付きドア)にしてあります。(トイレのドア正面には廊下をはさんで書斎へのドアがあるため、書斎側のドアも中折れドアに)
水回りの設備はあまり大きく移動できないこともあるので、時にはこのように「なるべく使いやすくするため」の工夫が必要となります。
設備データ
- キッチン:LIXIL シエラS I型 横幅1200mm(ガス側)+ ペニンシュラI型 横幅1970mm(シンク側)
- お風呂:TOTO サザナ HTシリーズ 1216
- 洗面台:LIXIL ピアラ 横幅1370mm
- トイレ:LIXIL アメージュ ZA シャワートイレ