冷蔵庫、電子レンジ・炊飯器・トースターなど、キッチン周辺には多くの家電が集中します。その為、家の中でもコンセントの数が多い場所の1つです。
数は多いのですが、1つの家電専用で常に使われている事も多く調理中一時的に使うようなフードプロセッサーやハンドブレンダーなどを繋ぐにはどれかを外さなければいけないし、場所も遠くてちょっと不便。
「キッチンの作業台辺りにコンセントがあったら楽だったのに」と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
リフォームをきっかけに使いやすく
キッチンのリフォームをお考えなら、キッチン本体にコンセントをオプションとして追加することをお勧めします。
LIXILではキッチンコンセント、パナソニックではクッキングコンセントは、各メーカーいくつかのシリーズで追加可能です。
LIXIL:シエラS・ノクト・リシェルSI で追加可能
パナソニック:Lクラスキッチン・リフォムス・ラクシーナ で追加可能。
コンセントの配置
LIXILは縦方向、パナソニックは横方向。それぞれ作業台から水が垂れてくる時の対策として小さなフードがあり、斜め下に向かって2口ついています。
※それぞれキッチン本体への後付けはできません。プランニングの段階で追加する必要があります。
キッチン本体の作業台付近に設置されているため、接続したコードが作業台の上を横切る事もなくスムーズに調理することができます。
また、キッチン本体ではありませんが、クリナップでは「対面キッチン用 コンセント付フロントスクリーン(1口)」が用意されています。※コンロ前の油跳ね防止のパネルの根元部分にコンセントがついています。
別途、コンセントが必要な場合
キッチンコンセントは「キッチンの作業台で一時的に使用する調理家電用」が基本です。
常に接続している必要のあるような置き型の食洗機やアルカリイオン整水器などをご使用される場合には、別途壁面にコンセントを確保する必要があります。
ダイニングでホットプレートなどを使いたい場合にも、キッチン側からコードが伸びているのは使いにくい場合もあるので要注意です。(リクシル・パナソニックともに、一部キッチンのダイニング側へのコンセント設置もオプションで追加できます)
安全に使えるかどうか確認が必要です
ただし、コンセントの増設(キッチンコンセントのオプションを含む)の際には、1つ確認しなくてはいけないことがあります。それは、ご自宅の契約アンペア数と現在使っている電化製品の消費電力です。
ご契約アンペアの使用許容量を超えて使うことはできないので、事前の現地調査の段階で新しいキッチンの仕様を踏まえ、オプションを追加して問題ないか調べる必要があります。
例えば、築年数の古い住宅で今まではガスコンロを使っていて食器も手洗いだったが、リフォームをするならIHにして食洗機もつけたい。キッチンコンセントも便利だな…といった場合には、特に注意が必要です。
このような場合には、キッチンの仕様の見直しをするか、契約アンペア数の変更をする必要がありますが、アンペア数の契約変更については各現場の状況で可否が異なりますので、事前にご相談ください。
最後に
弊社お勧めの「キッチンコンセント」はいかがでしたか?
作業台付近にコンセントがあれば、調理中に使う家電のために延長コードはもういりません。床をはう足元のコードも邪魔にならず、見た目もすっきり安全に使うことができます。
ぜひご検討ください。