築年数の古いお家に多い「タイル張り」のお風呂。子供のころの自宅のお風呂、おじいちゃん・おばあちゃんの家がそうだったなぁ…と懐かしい方もいらっしゃるかもしれませんね。
こういった在来工法のお風呂からユニットバス(システムバス)へリフォームをお考えの方に、どんな感じで工事が行われるのか、過去の施工事例からいくつかをご紹介します。
バランス釜
まず1例目は、バランス釜のお風呂からユニットバス(システムバス)へのリフォーム現場です。
バランス釜とは、浴槽の横に設置された給湯器(下画像では右側)でお湯を沸かすお風呂のことです。浴槽の横に給湯器の場所(約25~30cm)が必要になるので、どうしても湯船の幅を広く取ることができません。
新しいお風呂は、TOTO サザナ HTシリーズ Sタイプ 1216サイズ。リフォームで湯船が広くなり、リラックスしてお湯につかる事ができるようになりました。
タイルを削って拡張
2例目は、マンションの在来工法のお風呂からユニットバス(システムバス)へのリフォーム現場です。
お客様が「今より広いお風呂にしたい」とご希望でしたので、浴室内のタイル(タイル下地を含む)を削る(この現場では片面3cmずつ)ことにしました。このおかげで浴室内が広くなり、一回り大きなユニットバス(システムバス)を設置することができました。商品は、LIXIL リノビオV1216サイズです。
壁を壊して拡張
3例目は、戸建(2階にお風呂)のリフォーム現場です。こちらは、
- そのまま入れる(設置できるユニットバスは限られており、今よりお風呂が狭くなる)
- 隣接するの壁(2面)を壊す(隣接する部屋は狭くなるが、お風呂としては広くなるのでどこのメーカーのユニットバスでも入れることができる)
という工事の進め方としては二択という少々イレギュラーな現場でした。
両方の工事内容で見積もりを取り、お客様のご希望をお伺いしたところ「費用的にも2番目のプランが良い」とのことで、2面の壁を壊して浴室を広げる・移動先に新しい壁を造作・ユニットバスを設置という工事になりました。
解体する壁が2面ともコンクリートブロックだったため、通常より工事費用も工期もプラスになりましたが、壁を移動して1616サイズ(1坪)のユニットバスが設置可能となりました。商品はLIXIL アライズ Zタイプ です。
最後に
ここまで在来工法のお風呂からユニットバス(システムバス)へのリフォーム事例をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
実際の工事方法については各現場を拝見してからのご提案となりますが、拡張工事が必要な現場などいろいろなパターンでしたので、これからリフォームをお考えになる時の参考になれば幸いです。
※商品・費用などについては、施工当時のものになります。現在とは異なる場合もありますので、ご了承ください。
なお、2021年12月現在で一部商品の欠品・メーカー納期の遅延が発生している状況です。
商品によっては、今発注しても納期が数か月先というものもあります。弊社ではお客様とのご契約後に商品を発注いたしますので、スケジュールに余裕をもって、リフォームのご相談はお早めにお願いいたします。